<第2回> 心臓のエネルギー源は?

第1回で、心臓が忙しい"まめ”な臓器であることがお分かり頂けたかと思います。
その心臓のエネルギー源は何でしょか?
脳をはじめ、多くの臓器や細胞のエネルギ源は、糖分(グルコース)であることは、よく知られています。
心臓も糖分をエネルギー源として使っていますが、心臓にとって最も重要なエネルギー源は「油(脂)」です。

細胞のエネルギーはATP(アデノシン3リン酸)です。
1個(分子)の糖分(グルコース)から38個のATPが合成されますが、
1個(分子)の脂(脂)からは糖分の3倍や4倍ものATPを合成することができます。



忙しい心臓はエネルギー(ATP)がたくさん必要ですので、
元気な(健康な)心臓は、エネルギー源として糖分より油(脂)を好んで使っています。
心臓が弱ってくると、だんだん油(脂)が使えなくなってくることも知られています。
平野賢一






大阪大学|平野賢一研究室